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Cognitive Load

年を取ってきたせいか、外部刺激の並列処理が苦手になってきた。

バーで飲んでいるときに返し忘れた私信の返事を打っていて、マスターから雑談を振られ、後ろのテーブルから会話が聞こえてくる。これがかなりきつい。ひとつずつなら問題ない。同時に来ると処理が追いつかない。

AIにコードを書かせていて、似たものを感じることがある。

RESTのAPIはsnake_case、コードはcamelCase、SQLはsnake_case。これを一貫して書き分けさせるのはかなりつらそうだ。特に人間が楽をしようとして暗黙の変換を仕込んでいると大混乱になる。フレームワークが裏でキーを変換し、ORMがまた別の変換をかけ、どこで何が何になるのか誰にもわからなくなる。

ORMも本来は人間のためのものだ。SQLを書きたくない人間のための抽象化。でもAIからしたら、プレースホルダの ? の個数を数えるくらいどうということはないのだろう。人間が楽をするために積み上げてきた重厚長大な暗黙的フレームワークは、AIにとってはむしろ認知負荷になっている。

今後、そういうものは減っていくのかもしれない。CGIの時代に戻るとまでは言わないが、簡潔で泥臭いコードが案外速くてちゃんと動く。そしてコンパイルが重い言語は開発速度に大きな足かせになる。型があってすぐ動くGoやTypeScriptが主流になっていくのだろう。そう思いながら今日もWebのコードを書いてもらっている。